被災地応援活動
伊豆沼のはす花「はす肌」
伊豆沼のはす花 × 日本ゼトック
日本ゼトックは東日本大震災後、復興応援として、被災3県の様々な企業様とコラボ商品を開発、販売しています。
東北地方最大の面積を誇る、宮城県登米市及び栗原市にまたがる伊豆沼は、水深が1.4mと浅く、アヤメやハギ、はすなどの多様な植物が生い茂り、さまざまな昆虫や、魚、鳥類が沼を賑わせています。
この地域は冬場でも凍結することが少ないので、シベリアから渡ってくる野鳥の越冬場所としても知られ、国際的に重要な湿地とその動植物の保全促進を目的としたラムサール条約に国内で2番目に指定されています。
伊豆沼で特に有名なのが夏場に沼一面を覆う鮮やかなピンクのはす。その美しい花は私たちの目を楽しませてくれますが、増えすぎると水質が悪化してしまいます。
はすの花びらは大きいため影ができてしまい、日が当らなくなることで、他の水生植物が生育できなくなってしまうのです。
また冬になると枯れた花びらが沼底に堆積。沼が浅くなり生態系に影響を及ぼしてしまいます。そのため、伊豆沼では本来の生態系を守るために、はすの刈り取りを毎年行っています。
私たちはこの刈り取ったはすをエキス化すると肌をやさしく整える作用が期待できることを発見、宮城県庁の協力のもと、地元の伊豆沼農産と連携し、捨てるはずだったはす花を再利用した化粧品開発プロジェクトをスタートさせました。
製品化するにあたっては「伊豆沼めぐみ乳酸菌」を配合した甘酒をプラス。はすが水を玉のように弾くようなイメージの肌づくりを目指しました。 プロジェクトの収益の一部は伊豆沼の環境保全のために役立てられています。
はす肌化粧水(左) はす肌クリーム(右)